今日、我が家の愛犬ラッキーを散歩に連れていった。
いつも時間を潰す公園を目指し、いつもの土手を歩いていく。
山の方を見れば、雪が降っているのが分かる白い靄に覆われていた。
今日もラッキーは散歩中に老夫婦やボーダーコリーにワンワン吠える。
だが、今日のラッキーは途中で出くわした秋田犬にビビり、俺の脚の間から顔だけ出して吠えまくるという臆病な一面を曝け出した。
秋田犬の飼い主が気を使って公園の反対側へ向かってくれたのだが、それでもラッキーは震えながら吠え続ける。
・白鷺が戻ってきてる
秋田犬が見えなくなり、やっと吠えるのを止めたところで川を見ると、久しく見なかった白鷺が来てるじゃないか!
この川で白鷺を見るのは四十年ぶりくらいだろうか。
写真を撮って家に帰ろうとするものの、秋田犬に出会って興奮したラッキーは散歩を止めようとしない。
仕方なく橋を渡って反対側の土手に行き、家とは逆方向に向かって歩きはじめた。
しかし、上流の橋の袂で今度はデカいプードルと遭遇し、先に吠えられたラッキーが走って逃げようとする。
トイプードルじゃない普通のプードルを見たのは初めてだったが、あんなにデカいとは思わなかった。
プードルが横切るのを待って散歩を続けたが、またもやラッキーは俺の後ろに隠れて吠えている。
秋田犬へもプードルへも甲高い声で吠えていたので、ラッキーは完全にビビッて怖がっているのが分かる。
いつも柴犬やコリーには吠えて飛びかかろうとするくせに、大型犬には完全に腰が引けてしまうとは臆病者め。でも、考え方を変えれば、俺がアンドレ・ザ・ジャイアントにビビッて逃げるのと同じか。
そう思えば逃げようとしたのも許せるな。
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