バイク弁当を買いに行った

4月27日、嫁とラッキーを連れて小鹿野町にある大滝食堂までバイク弁当を買いに行った。

秩父郡にある町で、うちからは1時間くらいで行ける場所。

・山羊に吠えるラッキー

・ラッキーに吠えられてる子山羊たち

途中、秩父ふるさと村という場所に寄り、国の天然記念物になっている「ようばけ」を見物したのだが、ふるさと村にいる山羊にビビったラッキーが吠えること吠えること……。

「ようばけ」とは「陽の当たる崖」の意味で、「はけ」は「がけ」の古語である事などを嫁に説明し、赤平川の河原で化石が取れる話をすると、嫁がアンモナイトを見つけようと言い出した。

・ようばけ

時間が無いので化石発掘は後日とし、バイク弁当を買いに大滝食堂へと向かうことに。

大滝食堂に到着し、般若の丘公園の展望台から小鹿野の町並みを見物したり、この地から出土したカバの先祖、パレオパラドキシアやチチブサワラの復元模型を見た後、いよいよ食堂へ。

・パレオパラドキシアの復元模型

・チチブサワラの復元模型

ずらりと並ぶヘルメットを横目に、モリワキのレーサーを見物して周りを見れば、平日のため他に客は4人しかいない。

食券を買おうとすると、奥から店の人が出てきて弁当について説明してくれた。

ノーマル、ボアアップ（ごはん大盛り）、Rバージョン（肉増し）、フルチューンとあり、店内で食う場合は味噌汁が無料になるとのこと。弁当のおかずは全部同じで豚肉らしい。

観光客じゃなくて近くの街からバイク弁当の噂を聞いて買いに来たと話し、ヨシムラのノーマルを買って外で待っている嫁と合流した。

・バイク弁当のタンク型弁当箱

・弁当箱に貼るヨシムラのステッカー

嫁はグーグルの検索予測で「不味い」というのが最初に出るのを気にし、地雷は踏みたくないからと道の駅でご当地弁当を買って帰ると言う。

俺も豚肉の唐揚げだの微妙な味だの書かれているのを見たので、どんなスプラッター弁当なのか気になっていたが……。

少しラッキーを散歩させてから車に乗り、途中で道の駅に寄って嫁の昼飯を買い帰宅した。

お茶を淹れ、ドキドキしながら弁当を開けてみる。何を食わされるのか分からない気分になりながら肉をひとかじり……。

「なんだ、豚肉の味噌漬けじゃあねえか」

・バイク弁当の中
・ヨシムラのノーマルを買った

なんのことはない、スプラッターな料理と思われていたのは我等の郷土食、豚肉の味噌漬けだったのだ。

確かに好き嫌いが分かれる甘辛い味だと思うが、俺たちは子供の頃から食べている。不味いは言い過ぎだろう。

嫁も地雷じゃなかったのが分かり、化石発掘がてら買いに行く気になっている。俺も美味しくいただいたし違うタンクの弁当箱も欲しい。今度はモリワキのタンクの弁当を買いに行こう。